たぴです。新年明けましておめでとうございます(遅)
今年も(今年から)ブログを頑張って更新していきますのでよろしくお願いします。
早速ですが、バンガード英語サイトにて、ETFの信託報酬値下げの記事が公開されました。
記事によると、今回のような信託報酬値下げによるコスト削減金額は過去4年間で7億5000万ドルにも上るとの事。
それでは内容を確認していきましょう。
信託報酬変更まとめ(要点抜粋)
変更前(%) | 変更後(%) | ||
VWO | 新興国 | 0.12 | 0.10 |
VGK | ヨーロッパ先進国 | 0.09 | 0.08 |
VPL | アジア太平洋先進国 | 0.09 | 0.08 |
VT | 全世界 | 0.09 | 0.08 |
VXUS | 全世界(米除) | 0.09 | 0.08 |
VYMI | 高配当(米除) | 0.32 | 0.27 |
VIGI | 増配(米除) | 0.25 | 0.20 |
BNDW | 全世界債券 | 0.09 | 0.06 |
考察
今回は主に米国以外の経費率低減がターゲットのようです。
釣られて全世界銘柄も恩恵を受けたと言ったところでしょうか。
VYMIとVIGIは0.05ポイントと大幅な削減となりましたが、たぴとしてはもう少し安くならないと手が出ないなぁという印象です。
しかし、新興国派の人にはVWOの0.02ポイント減は正月から吉報でしたね。
VTも日本では人気がありますから、つみたてNISAやiDeCoを利用した投資信託経由での保有者も信託報酬減が期待できるでしょう。
その場合は、以下の様になると予想されます。
変更前(%) | 変更後(%) | |
楽天・全世界株式(VT) | 0.222 | 0.212 |
楽天・新興国株式(VWO) | 0.252 | 0.242 |
バンガード ETFを円で100円から買い付けでき、しかも税の繰延ができる素晴らしい商品がさらに安くなりそうです。
欲を言えば、併せて楽天投信投資顧問さん内部の経費も削減してeMAXIS Slimシリーズを揺さぶって欲しいですね。グヘヘ。
バンガード ETFの安さの秘密
バンガード ETFが世界でこんなにも注目され、なぜ安いのか。ご存知でしょうか。
通常の運用会社とは、株主と投資家が別々に存在します。
経費削減で投資家への利益還元を行えば商品価値が高まりますが、株主価値は高まりません。
反対に株主還元を追求すれば商品価値は競合他社に遅れをとってしまいます。
株主と投資家が相反関係にあり、利益の受け取り主は経営者のさじ加減という事です。
それと比較して、バンガード 社は株主=投資家であり、ETFを所有すればバンガード 社の株主となれます。
ステークホルダーがひとつ少ないのです。
今回のように削減されたコストは全てETFを買っている投資家へ還元されます。
この組織構造がバンガード の安さの秘密、強さの理由となっています。
以下URL、原文サイトです。日本のサイトはまだ更新されていませんが、仕事始めとなれば更新されることでしょう。
Expense ratio cuts on 56 Vanguard funds mean more savings for you

バンガード 買っとけば間違いなし!