投資信託/ETF

松井証券 無料のロボアドバイザーを使ってみました【つみたてNISA・特定口座】

たぴです。

松井証券にもロボアドがあると聞き、もともと口座を所有していたので診断を行なってみました。

ウェルスナビやTHEOの様に銘柄選定、買付、リバランスを自動で行う有料サービスとは違い、松井証券のロボアドは投信の銘柄選定サポート、積立設定、買付サポート、スケジュールリバランスと、基本的にはユーザーをサポートするタイプのもので無料のサービスとなっています。

松井証券ロボアドがオススメな人はこんな人

こんな人に向いています

・少し勉強しながら銘柄を決めたい人

・必要最低限の手数料に抑えたい人

・投資経験のある人

基本的にはユーザーのサポートを行うという点で、少しずつ勉強しながらご自身で銘柄を決めたい方の良いツールとなるでしょう。

また、手数料を極力下げたく、そのためなら自分で労力を割くと考える方。

もともと投資経験を持っていて、リバランスの計算などの手間をサポートして欲しいと考えているかたに向いているサービスです。

反対に向いていない方としては、投資はしたいがまとまった設定(勉強)時間が取れない方や、すぐにでも投資環境に身をおきたいと考えている方はウェルスナビやTHEOの方が手っ取り早いと感じました。

それではサービスの内容に触れていきます。

投資方針 質問に答えてリスクとリターンを決定

投資方針の決定は8つの質問に答えることで、ユーザーの趣向にあったポートフォリオを作ってくれます。

質問形式のポートフォリオ自動設定のプログラムは他の証券会社でも取り入れられている一般的な内容でした。

ただし、松井証券の場合は、質問をベースに作られたポートフォリオはあくまでも叩き台としての一時設定でしかありません。

このあとで如何様にも設定が変更できますので、ここでは敢えてリスク選好に誘導するような回答をする必要はありません。

たぴの場合は、上記の様に設問の一つの回答に「最も積極的な運用」をしたいと答えましたが、最終的な診断結果は「やや積極的」というリスク許容度4のところに収まりました。

もしかすると年齢が30代中盤というところや、年収も大したものではないところが極端な積極性は出せないと判断されたのかもしれません。

この部分は後からの設定で何ともでなりますので、今回は診断をやり直さずにそのまま進めることにしました。

リスク許容度変更とシミュレーション(過去・未来)

リスク許容度の調整

次にリスク許容度の再設定です。

先ほどの診断結果が不服な場合はリスク許容度のバーを調整することで簡単に好みのリスクとリターンへ変更できます。

たぴはポートフォリオ選択画面にてリスク許容度4から5へ変更を行いました。

折角の診断結果を変更するのは不安だなぁという方は、そのまま変更しないようにしましょう。

リターン&リスク分布

リスク許容度5のリターンとリスク分布です。

銘柄は兎も角として各資産に振り分けるとこの様になるという分布図ですね。

後々の銘柄選定と共通の色合わせになっていますが、緑系が株式、赤系がリート、青系が債券、黄色がコモディティです。

気になる点として、黄色の商品は金なのですがリターンが6%近いことになっています。

確かに2019年秋から現在までに金価格は3割ほど値上がりしましたので、この値上がりが随分反映されているようですね。

また、ステートストリートのゴールドETF(GLD)の最高値は2011年9月の180.7ドルですが、現在は146.58ドル、8合目まで値上がりしていますので、今後は昨年までのようなリターンは期待できないでしょう。

金を持っているだけでは何も産みません。

リセッション時にしっかりとリバランスをして、金から値下がりしているリスク資産へ振り替えていかないとリターンを得るのは難しいと考えます。

ここはちょっと気になる点でした。

リーマンショック前〜最新月のシミュレーション

話がそれましたが、同じくリスク許容度5の過去シミュレーションです。

これから投資デビューをしようと考えている方には朗報のチャートです。

リーマンショック直前に100万円投資していた場合でも10年後には+91%の利益が出ています。

現在の米国市場の優良株は軒並みPER30を超える水準になり割高感が出てきましたが、このチャートは心強いですね。

投資はいつ始めても良い、より早く始めた方が良いという根拠が見えます。

10年後のシミュレーション結果

こちらは未来の予想シナリオです。

リスク許容度5を選択すると「かなり悪い」最低のシナリオで元本の85%。

「かなり良い」最高で362%になるシミュレーションです。

流石に3倍にはならないと思いますが、10年の投資で85%〜362%のリスク&リターンなのですから、長期投資は勝ち戦、プラスサムゲームというわけです。

シーゲル教授の「株式投資」にはこう書いてある

株式投資〜長期投資で成功するための完全ガイド〜ジェレミー・シーゲル著 引用

シーゲル教授の「株式投資 第4版」では、1901年〜1973年までの株価ピーク時に投資した100ドルがどうなったか?が書かれています。

株式に投資した場合は10年後には+18%、長期債+2%、短期債-1%

松井証券の自動生成ポートフォリオでは、リスク許容度5と言えども株式から債券までバランスよく投資する様に推奨されていますから、1901年〜の過去のシミュレーションと比較して今後のリターンが似通ったものになれば10年でプラスリターンとなるでしょう。

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ロボアドポートフォリオと銘柄・構成比アレンジ

ロボアド リターン7% リスク15% 信託報酬0.2619%

ロボアドが設定したポートフォリオ

ロボアドが自動生成したポートフォリオです。

株式62% 債券20% リート16% ゴールド2% という構成、株式とリートでリスク資産78%とリスク重視の構成ながらも、各資産にバランスよく振り分けられリスクも考慮した攻守に長けたポートフォリオといったところでしょうか。

ここで気になる点が出てきました。国内リートはなぜ1%なのでしょうか。

たぴなら海外リート8%、国内リート8%にしますが・・・。

推測では、アベノミクス以降金利低下の影響でJリートの期待リターンが確保しやすくなったため、許容できるリターンまで買いが進んだ(=割高水準)。

よって現時点での保有比率は控えめに設定。

ということかもしれませんね。

ロボアド 選定銘柄一覧

ロボアドが選定したポートフォリオ

ロボアドが用意したポートフォリオの銘柄内訳です。

SMT グローバル債券インデックスとeMAXIS新興国債券インデックスは信託報酬が0.5%を超えています。

個人的には債券のリターンは低いので極力低コストのファンドを選びたいと思っています。

為替ヘッジは必要以上に手数料を取られているので必要ないですね。

三井住友・DC新興国株式インデックスも類似の安い銘柄に変えたいです。

その他の国内株式、先進国株式、国内債券は優秀な銘柄が選定されています。

ポートフォリオ比率で加重平均した信託報酬は0.2619%となりました。

若干批判混じりですが、全自動のロボアドと比較すれば十分このままでも長期リターンを狙える構成だと感心しました。

自作 選定銘柄一覧

ロボアドの設定したポート比率はリターンとリスクを両立した素晴らしい構成と感じましたので構成比率は尊重し、信託報酬だけ安くなるように編集してみました。

先ほど辛口コメントをした先進国債券、新興国債券、新興国株式を真っ先に変更し、それぞれ順番にeMAXIS Slim先進国債券インデックス、iFree新興国債券インデックス、eMAXIS Slim新興国株式インデックスへ変更しました。

残りは若干安くなるeMAXIS Slim先進国株式インデックスとeMAXIS Slim国内債券インデックスを採用。

個人的には金の銘柄は信託報酬が安くなっていないので、iシェアーズ ゴールドインデックスは無理して組み入れる必要はないと思います。2%だけですしね。

信託報酬 変更前後比較 前0.2619% 後0.1801%

左:ロボアドポートフォリオ  右:構成そのままに銘柄のみ変更

ロボアドの作ったポートフォリオからの変更前後の比較です。

リターンとリスクはそのままに信託報酬のみ値下げ(-0.0818%)を行うことが出来ました。

恐らく証券会社として多少の収益性のある構成になるのでしょう。

まずは診断させた後に、今回の様に構成そのままに銘柄を入れ替えるのがロボアドのお得な使い方ですね。

もし銘柄選定で間違った場合、リスクとリターンが変わってきますので落ち着いて確認してみて下さい。

比率に則った買付(積立・都度購入)

次は買い付け設定です。積立の場合、都度購入の場合共に投資金額を決めるとポートフォリオ比率を守った各銘柄の購入金額を計算してくれます。

もちろん単一銘柄に集中投資もできますが、ポートフォリオ比率は崩れます。

実際に買う前にポートフォリオ情報で確認できるようになっているので便利ですね。

つみたてNISA口座を開設していれば、対象銘柄であれば、買付口座をつみたてNISA口座に設定できるようです。

全てつみたてNISA銘柄で固めれば、つみたてNISAに絞ったポートフォリオに出来ますし、特定口座も織り交ぜてのポートフォリオにする事も可能ということになりますね。

ちなみにリート、債券とコモディティの単品銘柄はつみたてNISAの対象外ですのでご注意下さい。

これらを保有したいのであればバランスファンド経由の保有になります。

リバランスのスケジューリング

自動リバランスもスケジューリングすることで可能になっています。

予め決めておいた日に当初のポートフォリオ比率に校正する仕組みです。

これでリバランスは必要十分な気がしますね。

松井証券ポイントプログラムとは

本記事の調査中に銘柄を見ていると松井証券のマーク『六』のマークが付いてる商品に気づきました。

これはポイントプログラムの対象商品のようです。

対象商品の保有金額に応じて年間で0.1%を毎月分割して貰えます。

今回選んだ銘柄の中では、たわらノーロードのリート二種類とiシェアーズゴールドインデックスが対象でした。

実のところ選定時にはポイント含みで計算しています。

0.1%ポイントバックされれば実質の信託報酬は銘柄毎に半額〜2/3程度に軽減出来てしまいます。

楽天やSBI証券よりもポイントバック率は高く、隠れた優良サービスです。

銘柄選定時にはポイントまで考慮すべきですね。

ただしこのポイントプログラムは欠点がひとつあります。

得たポイントでは決まった銘柄しか買付出来ません。

とは言ってもeMAXIS Slim先進国株式とバランス8資産が対象なので万人受けするようになっていますね。

まとめ

今回調査をしてみて松井証券やるな!と感じました。

質問から買付、リバランスまでの操作が分かりやすくなっていますし、初心者の方は推奨銘柄のみでも十分に運用できる内容にまとめられていました。

若干信託報酬が高い銘柄もありましたが、全体の加重平均ではそれ程の重みにはならず、なによりインデックスファンドのみで並べられ、アクティブファンドはひとつもなかったのが印象的でした。

地味だけど良心的な証券会社だと思います。

ポイントプログラムで0.1%付きますし、松井証券のクレジットカードなるものでもポイントが貯まるようです。

興味がある方は調べてみても良いかもしれません。

たぴ
たぴ

ロボアドを触っているだけでも勉強になるね

SBI証券の自動銘柄選定の記事も書いています。

こちらはアプリでの設定ができます。

https://tapi030.info/nisa-ideco/sbi-app-tsumitate/
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